用語解説

TOPIX(東証株価指数)は、東京証券取引所が算出・公表する日本を代表する株価指数です。1968年1月4日の時価総額を100ポイントとする浮動株時価総額加重方式で算出され、日本株式市場全体の動向を把握するための重要な指標となっています。

TOPIXの主な特徴は以下の通りです

1. 構成銘柄:2025年1月末時点で1,696銘柄が対象となっています。

2. 計算方法:TOPIX = (算出時点の構成銘柄の時価総額 ÷ 基準時価総額) × 100 で計算されます。2005年10月からは浮動株を反映した時価総額を用いて算出されています。

3. 市場反映性:日経平均株価と比較して、より広範な銘柄を対象としているため、日本の株式市場全体の動きをより正確に反映していると考えられます。

4. 投資指標としての役割:多くの投資信託のベンチマーク(運用成績の評価基準)として採用されています。

5. 大型株の影響:時価総額加重方式のため、時価総額の大きい銘柄(大型株)の値動きに影響を受けやすい特徴があります。ただし、個別銘柄の影響は日経平均と比べて相対的に小さくなっています。

TOPIXは、2022年4月の東証市場区分再編に伴い見直しが行われ、2025年1月末までに段階的に「流通株式時価総額100億円未満の銘柄」のウェイトを軽減していく改革が実施されました。2026年からは流動性基準による定期入替が行われるようになります。これにより、より投資対象としての機能性を高めることが期待されています。

▼TOPIX(東証株価指数)について調べている方はこちらもチェック▼

日経平均株価    景気   日銀金融政策決定会合